RSC クラッチに関して改めて、、、

こんにちは、アクセル本間です。

神奈川の今日は気持ちのいい、春晴れ。

土曜日でこんな気候は、完全な花見日和で御座います。  そしてツーリング日和。
当社の前の道路はバンバンとツーリングのバイクが走っております。


さて、近日中にはご案内しようと思っていた


RSCクラッチ





当社がRSC社と提携したかなり前に、ブログでご紹介させて頂きました。
当時は日本ではまったく浸透なかったRSCで御座いますが、おかげさまで現在は当社の看板商品にもなりました。


ですがRSCはクラッチが軽くなると聞いた事はあるが、実際どうなのよ? どうゆうこと?


という方も沢山いらっしゃると思います。 そのお問い合わせがとても多いです。


そこで改めてRSCに関してご案内、ご紹介させて頂きます。


まずはこの名前。

RSCは頭文字をとった名前で正式には、、、

Righteous stuntmetal Clutch


というメーカー、ショップの名前になります。

設立は2009年とまだ新しく、大きなメーカーというよりかは小さい町工場から基本的にはオーナーさんが作成、アルマイト加工などをご家族やご友人がやっているといったアットホームな小さなお店で御座います。




こちらがオーナーのJOSH さん。
メールや電話も毎回丁寧、親切でとてもよく接してもらっております。

今でもそうで御座いますが、もともとスタントをされておりこのパーツの自社製造、設計、発送を行うようになりました。


RSCという構造ではなく、メーカーの名前で御座います。
こういったクラッチを軽くするパーツは日本では馴染みがないのですが、海外ではとても一般的なカスタムパーツでも御座います。

それが、、

EZ PULL CLUTCH 

EZ(easy) 簡単に
PULL  引く
CLUTCH  クラッチ


このEZ PULL の商品は、、、






昔から色々なメーカーから販売されております。

そのパーツにRSC社が途中参入したといった感じでしょうか。


昔からあるEZ PULL クラッチのパーツ、メーカーがあるなかで5年ほどの設立で現在はプロライダー、ストリートスタンターの愛用率はナンバーワンです。

スタントマシンでは当たり前のようにEZ PULL クラッチを装着しますが、あっという間にRSC社の装着が目立つようになっております。


例えば皆さんご存知のICON 社。


ICON の専属ライダーさんである、Jason Brittonさん。







そして、Tony Carbajal さん







当たり前のようにRSCが装着されております。

そんな世界で活躍されているライダーさんのパーツがこの小さい工場から当社にも発送されて、日本のユーザーさんに到着、納品しております。


この仕上がりと使いやすさで雑誌を開くと必ずあるといっていいほど、、、







そして、なぜスタント車両でEZ PULL クラッチに交換しなければならないのか。



スタントの場合はウィリーのコントロールを行う場合リアブレーキをとにかく細かく多用します。
フットブレーキはもちろんですが、左側のハンドルにもう1つマスターシリンダーを装着してハンドブレーキ化いたします。

通常はクラッチレバーの下にハンドブレーキを装着、その位置に固定します。
クラッチを握り、離す。 ウィリーをした状態でハンドブレーキを左手で細かくコントロールする。





こうなります。

クラッチレバーが純正なみの長さですと邪魔になってしまいブレーキが握れないのです。
その為、クラッチレバーは基本的に短くして人差し指だけ、または人差し指と中指の2本で握ります。


その為、レバーを短くしてブレーキを握れるようにするのがスタントの場合は一般的で御座います。


4本指で純正クラッチが重たい。 という方が1本指なみに短くして人差し指だけで握るなんて・・・・。  悶絶です。 指もつってしまいますし、練習にもなりません。

その為、短くしても軽くストレスなく握れるようにしたパーツが

EZ PULL クラッチなのです。

なので、スタントの場合は当たり前のように、マシンを作るにあたりEZ PULL クラッチへ交換します。


その為、どちらかというとEZ PULL クラッチはスタント向け車両に近いパーツだったのですがRSC 社はスタントだけではなく幅広くEZ PULL を使ってもらえるように多くの色を選べるようにアルマイトをし、そしてスタント向けに近い1本指はもちろん、2本指、純正と同じ4本指の3種類のレバーの長さを用意しております。

これがRSC だけで御座います。EZ PULL をスタントだけではなく、色々なユーザーさんへ。



そして一番疑問に思うのが、、、

なぜ軽くなるのか


です。

実は構造はとても簡単で、昔からこの方式は変わっておりません。

単純なてこの原理です





ハンドルバーの部分とレバーの支点が純正と違うため、てこの原理で軽くしているだけで御座います。

ただこれだけで御座います。


そして一番困ってしまう部分でもある、私の車両でも軽くなりますか?というお問い合わせ。

個人差が大きく出て、感覚の部分になってしまうので言葉ではなかなかうまく伝わりずらいところです。


てこの原理ということなので、握る人の握力によってもまた軽さが変わってきます。
またクラッチ自体は純正そのものなので、元々のクラッチの硬さ、重たさによっても変わります。

例えば、50ccのクラッチ付車両であれば硬いスプリングを使ったクラッチを使いません。
1000ccクラスはパワーがあるのでそれを保てる硬いクラッチ(スプリング)を使っております。

上記の2車両でも軽さは変わってきてしまいます。


そして1本指で握る、2本指で握る、4本指で握る を比べますとやはり4本指のほうが握力が高いです。



極端に言いますと、握力のある人がパワーの少ない車両で4本指で握るのが一番軽いです。



ですが純正から比べますと必ず軽くはなります。(車種にもよります)







この動画はとても面白い実験をしております。 純正クラッチとRSCを比べている動画で、実際に機械を使って数値化しております。


やはり純正と比べると軽くはなります。
ですがこの「度合い」がなかなか口頭ですとお答えするのが難しいところで御座います。


ユーザーさんでもバイクを変えるたびに最初に必ずRSCに交換されるお客様もいらっしゃいます。
「もう純正には戻せない」 という方もいらっしゃいます。


私も昔からRSCの1本指、2本指を愛用しております。
そしてお越しいただくお客様の純正レバーを4本指で握らせてもらうと、普段1本指、2本指で握っていても純正を4本指で握るのは重たいと感じてしまいます。

今ではとてもではないですが、純正クラッチに戻せません。



まず1本指はスタント向けに近いので、一般で使う方はご利用されないほうがいいサイズです。
試しに純正レバーを人差し指だけで握ってみてください。 これを頻繁に行うのはまず無理だとお分かりになると思います。

EZ PULL にされますとこれがストレスなく握れるようになります。



2本指は(3本指でも握れます)普段純正クラッチを使いやすいからということで2本指で握られている方にお勧めで御座います。

目安としては純正クラッチを2本指で普段どおりに握ってもらい、そこから軽くなるといった感じになります。

そして握力が一番ある4本指で握るのが「軽さ」を求める場合はこちらのサイズです。







オフロード、モトクロス、エンデューロもクラッチを握る、操作する事が多いのでそういった車両にも海外では一般的に使われるパーツでも御座います。




もう1つ、純正でも他のEZ PULL でも、高価なレバーでも採用していないのが、可動部の軸受けにベアリングを採用しているということです。






通常はブッシュか何もない状態ですが、ベアリングを採用していることでブレがない。 そしてよりスムーズに動くという事です。
見えない部分までしっかりと考えられ、コストがとてもかかった内容で御座います。

このクラッチ1つとっても、考え抜いた最高の1品となっています。



そして細かい事なのですが、個人的に


CNCで削りだしているのですが、機械 機械 せずこの温かみのある丸みがある細かい仕上がりがとても好きだったりします。

リペアパーツはもちろん個別でご用意しており、ブラケットはそのままでレバーを変えるだけで長さ変更も可能で御座います。


アルマイトの発色もとにかくキレイです。 



最後にRSC取り付けに当たっての注意事項をご案内させて頂きます。

・ワイヤー式のみに対応(油圧は不可)
・純正クラッチスイッチを取り外す(基本的には外すだけ)
・ネイキット車両はミラーホルダーと兼用になっておりますが、ミラーホルダーがなくなるため別でホルダーを設ける必要があります


取り付けに当たってはワイヤー式であれば全ての車両に装着が基本的には可能で御座います。


是非このEZ PULL クラッチ、RSC を体感してください♪

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