SZFAJCAR 販売休止のご案内

こんにちは、アクセル本間です。

今回のブログは少し残念なお知らせで御座います。


表題に御座いますように、ポーランドのスタントパーツメーカーである SZFAJCAR 社のパーツのお取り扱いを休止させて頂くことになりました。(2017/6月現在)

内容が少し濃くなってしまいますが、お付き合いくださいませ。


SZFAJCAR 社はポーランドにあるスタントケージ関係の専門メーカーであり、当社でも昔からお取り扱いをさせていただき、皆様へご案内を行っておりました。

こちらからご覧ください。

またブログでも沢山のご紹介をさせて頂き、今までも沢山のお客様へ納品をさせて頂きました。

ヨーロッパでもストリートスタンターさんの愛用率がとても高く、またプロライダーも沢山愛用されているメーカーパーツであったり、他のケージメーカーと比べてお値段も安価、お色の選択も出来る、そしてとても使い勝手のよいパーツで御座います。








ですがここ1年ほどでメーカーの対応がかなり悪い状況になり、当社でもそれを改善できるように色々な方法をずっと試してまいりました。


梱包状態
これが昔からかなり悪いメーカーです。

日々、海外の色々なメーカーやショップから当社の在庫分や、お客様個別のご注文パーツが入荷しておりますが、SZFAJCARは群を抜いて梱包状態が悪いです。

ヨーロッパから日本まで空輸にて発送される輸入商品です。
ヨーロッパ国内での輸送、そして空港内での検査移動、飛行機の乗せるための移動、空輸中、日本に到着してから日本での税関検査の移動、国内での輸送、、、、と色々な方の手を渡りようやく当社に到着します。
やはり空港内では取り扱いがとても乱雑で、投げられることも当たり前の状況です。
これは梱包する側がそうなった場合でも、商品にダメージが無いように梱包をしなければなりません。

こちらのメーカーでは商品に擦り傷がつかないように、ビニールラップを巻きつけております。
そしてダンボールにクッションを入れて、、、というのは無く、その状態からビニール袋に入れてテープデグルグル巻きにして終わりです。

クッションも何もありません。擦り傷はつきにくいですが表面からは鉄のバーがわかる状態ですし、硬いところに少しでもぶつければパウダーコートがめくれてしまう危険がある梱包状態です。

そういったこともあり、当社からは今まで何度もしつこいほどに梱包に関して案内をメーカーへ伝えておりました。
やっとダンボールに入れてもらえたと思いましたが、ビニールラップに巻きつけられたケージがただダンボールに入っていただけでした。
クッションも何も無く、ケージとケージが余計にぶつかり合って傷のオンパレードです。

結局、半年以上何度も梱包について打ち合わせをし、分かりましたと連絡をもらえたにも関わらず何も変わらない状況です。

このような梱包状態なので、パウダーコートが1,2mm程度の範囲で彫れてしまい、ケージの地がみえてしまったお客様分も複数御座いました。
もちろん検品し、発送前にその旨をお伝えしオプションカラーなどの場合はカラー代をご返金させていただいたりとして御座いました。
メーカーへも画像を含めて毎回このような状況ということを伝えたところ、スタントで使うのだからすぐに傷はつきますし大きな問題ではありませんとのこと。

スタントでガツガツ使いますということで、ご理解あるかたでしたら良いかもしれません。
ですがこれはお国柄ということではなく、どんな国でも発送商品の取り扱いに関しては販売をする以上配慮しなければならないと思っております。


メーカー対応
これが悲しいことに日に日に悪くなってしまったという状況で御座います。

返答に関しては遅くないメーカーで御座いますが、不具合が発生した場合の対応がとにかく悪くなってしまいました。
ケージに関しては基本的には受注生産で、全て手作業で溶接をして製作をされております。



人の作業ですので、ケージに何か不具合がある場合も御座います。
人が確認して付属品を梱包するので、間違って違うパーツが入ってたり不足していたりすることもございます。

人間で御座いますので、当たり前だと思いますししょうがないことだと思います。
これは当社としては大きな問題ではなく、その後の対応が一番大切なことだと思っております。

不足パーツが発生してしまったならば、出来る限り優先をしながら手配をしなければなりません。
お客様も受注生産パーツを楽しみに、首を長くして待っております。
その事を考えられるのであれば、必然とその対応が出来るはずです。

いくつか今までの事例をあげますと、、、

標準付属するスライダーが、開封をして検品をした際に入っておりませんでした。
先ほどの梱包状態でダンボールに入れてもらっていたのですが、クッションも何もないのでケージが中で暴れてダンボールにいくつか穴を空けておりました。
おそらくそこからスライダーが落ちてしまっていたと思いますが、メーカーは入れましたとのこと。

おそらく入れていたのだと思いますが、そのような梱包だからということを伝えたところで梱包状況は一向に変わりませんでした。
結局スライダーを改めて購入をして、後ほど発送をしてもらうという結果に。


もう1名のお客様はF4Iのスタントケージをご購入頂いたのですが、付属品であるエンジンマウントのボルトが検品時に確認できませんでした。

メーカーへ問い合わせたところ、これは入れ忘れてしまったとのことでしたので送りますとの回答をすぐにもらえました。
ですが1ヶ月たっても商品が届かず、今一度確認をしたところもう少しで送りますとのこと。

2週間たっても発送の連絡が無いため再度確認をしたところ、まだ発送が出来ていませんとの回答。
さすがにお客様へのご迷惑となってしまうため、日本国内でボルトをお探しして納品させて頂きました。
エンジンマウントのボルトはホームセンター等では販売していない、特殊なピッチサイズとなっております。

メーカーへはもちろんその状況は伝えずに、お客様が待っておりますということをしつこく連絡をしておりますが、5ヶ月たった現在も届いておりません。
受注生産のパーツではないボルト2本だけです。 
おそらく面倒になり、後回し後回しで忘れてしまっているのだと思います。


そういったお話がSZFAJCAR には複数ある状況で御座います。
当社では数多くの海外メーカーを取り扱っておりますが、ここまで状況が悪いのはSZだけです。


当社では海外で販売されているパーツを面白いと思い輸入、そして単純にWEBに掲載をして販売をしません。


このパーツは日本の皆さんへは興味深いはず、日本で案内したい、面白い、と思ったパーツは、まず実際に手に取ったときにどのような仕上がりなのかを発注し確かめます。

海外からの送料や税関などの兼ね合いもあり、最終的なお値段でのコスパはどうなのか。
入荷した際の梱包具合はどうなのか。納期はどうだったのか。
お客様からご質問を頂いたとし、先方へ問い合わせたときのレスポンスはどうなのか。
今までの長い経験状、このレスポンスの良さや返信の対応によってトラブルがあった際のレスポンスもよいメーカーが多いです。

海外パーツ、輸入パーツ。人が作業をしているのでミスは必ずあります。
お国柄の部分もあり前後はすると思いますが、どんな国でもミスがあった後の対応が一番大切であり、相手を思う気持ちは同じだと思います。

上記がしっかりと確認できてから、ようやくWEBにてお買い物ページなどを設けて日本の皆様へ販売を開始させて頂いております。

どんなにパーツが良くても、上記がしっかりとクリアできていなければお買い物ページへの掲載は行っておりません。

もちろん直接のお問い合わせにてご注文を頂く際は、このようなご案内も含めて基本的にはどんなメーカーパーツでも輸入販売を行って御座います。


SZFAJCAR は販売当初はとてもよかったのですが、1年ほど前から(2017年6月現在)このような状況になってしまい、当社でも出来る限りの対策を行っておりました。

このようなメーカーなので塗装に傷があるかもしれません。
不足パーツがまれにあるかもしれません。

SZFAJCARに関して注意書きへ記載しようとすれば、沢山記載することが出来ます。
ですがそれは注意書きではなく、販売する方としては責任転換でもあり、何かあってもしりませんといっていることと同じだと思います。

日本ではなかなか情報の出回らないパーツであり、また当社を初めて知った方が先にご入金を頂き2ヶ月ほど待つという、とんでもない不安なお買い物でも御座います。

このような状況から、WEBにてお買い物出来るようなメーカー、自信を持ってお客様へご紹介することが難しいと判断いたしました。


コンスタントに新しいケージデザインを販売したり、車種のラインナップが開始されたり、プロスタンターさんが使っていたりととてもいいケージなのですが、とても残念な状況で御座います。


今まで納品させて頂いている沢山のお客様がいらっしゃいます。
もちろんスライダーのリペアなどはいつでもご案内しており、どうしてもSZのパーツが欲しい!というお客様へもいつでもご案内しております。

単純にWEBでのお買い物ページを取りやめた状況です。
ご希望のお客様は直接のお問い合わせからご案内をしていきたいと思います。


アクセル本間



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