Vinyl Film Graphic Wrap の施工 Part.2

基本的には暖めてシートを伸ばさず、シワが出来ず貼り付けが出来るのであれば暖めずに貼り付けます。どうしてもシワが出る部分は温めてシートを伸ばしながらシワが出来ないように貼り付けます。

バーナーの当て方は、一箇所ではなく左右にふりながら数秒で問題ありません。
すぐに溶けてしまいますので気をつけてください。

又、暖めて柔らかくしたほうが確実に貼りやすいですが、伸びてしまいますのでデザインが歪んでしまいます。ちなみにもう片方の手の行方は、、、



















こんな感じで粘着部分を手に貼り付けて、斜め上に持ち上げています。寝かしてしまうと気泡が入りやすいので、上に持ち上げながら、指で擦りながら少しずつ貼り付けます。
そしてこの手を離すと、、、



















こんなにぐちゃぐちゃになり、粘着部がくっついて折り目も出てしまいます。
ここで自分で施工したことを後悔しなくて大丈夫です。これが普通です。貼り付け後は折り目も何もなくなりますので、安心してください。

話は戻りまして、指で徐々に徐々にゆっくっりと外側へ向かって貼り付けていきますと、難関の細かいアールが出てきます。暖めずにはると必ず下記のようにシワが出来ます。




















シワが出来た状態で貼り付いてしまっても、またそこの部分までゆっくりと剥して、バーナーで温めてシワが出来ないように再度貼り付けましょう。
シワが出来たらそこまで剥してもう一度、シワが出来たらそこまで剥してもう一度、とその繰り返しになると思います。
上半分がほとんど貼れたかと思います。周りの縁まではまだキレイに貼らなくても大丈夫です。

次にもう少し粘着部分を出しましょう。




















そして同じように中心から、外へ向かって指で擦りつけながらゆっくりと貼り付けていきます。シワが出来るようであれば温めましょう。

表面が全て貼り終わりますと、裏はこんな感じです。



















次に周りの縁を貼っていきましょう。この部分はかなりシワが出来やすいので温めながら行います。
周りがある程度貼り付け終わりましたら、余分なシートを切っていきます。
大体、残り1cm-2cmくらいを残してハサミ等できりましょう。



















次にプライマーを塗って(吹きつけ)行きましょう。これには粘着の成分がありません。シート自体の粘着を更に引き出してくれるだけです。
パーツの裏の縁、1cmくらいのところを全て塗っていきましょう。
塗り終わりましたら、シートを折り返して裏の縁に貼り付けます。




















こんな感じになります。注意しなければならないのは、隙間が出来ないようにすることです。しっかり伸ばしてぴったりと裏へ貼り付けてください。又、先端の急なアールはそのまま貼り付けず、切り込みを入れるなどしてしっかり裏へ貼り付けます。

大きな隙間、貼りついていない場所があると水分が入って剥がれやすくなります。
次に、約5mmほどを残してカッターで更に余分なシートを切り取りましょう。
そうしますと、、、





















こんな感じになります。
ひっくり返してみましょう。 かなりの出来にニヤニヤしてませんか?
そうなんです、難しくありません(個人差はありますが)
ここで、一服の為休憩しましょう。完成のイメージを考えてモチベーションを上げましょう。

次にボルト穴のへこみや穴の処理になります。
穴の大きさにもよりますが、大きい穴の場合はカッターで丸く切り取りましょう(ギザギザになっても大丈夫です。きっとボルトで隠れます)

細かいヘコミは温めながら指、又はメンボウなどの細くて傷が付かないものでへこみの部分までしっかり貼り付けます。
ボルト穴の部分は再度温めて手で穴に入れ込みながら施工します。穴が小さい場合は面貌やボールペンの芯が出るちょいと上の部分で押し込みます。




















最後に裏の貼り付けている部分、表面の部分に軽くバーナーで温めて更に粘着を復活させて完成です。
あまりにも触りすぎて、裏の部分の粘着がなくなってしまった場合は瞬間接着剤等でその部分だけ固定しても大丈夫です。
又、更に裏の部分が取れてこないように裏へ糊などを上から塗ってもいいと思います。

どうですか?うまくできましたでしょうか? 慣れてきますと、画像のようにフロントフェンダーも1枚張りで施工が出来ます。
少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。









コメントを投稿

0 コメント