今回はAXXLにて施工を行いました、YZF-R3のスタント車両をご紹介いたします。
お客様から、「これからスタントを練習していきたい」と弊社に直接お越しになり、色々とご相談を頂きました。
現在はほぼノーマルの状態であるYZF-R3を使用しており、お客様のご要望、ご予算。
そして今後はどのようにしていきたいかなど、詳しくお伺いしました。
例えばバイク初心者の方、少しはフロントアップ程度が出来る方、安定角までウィリーを出来る方。
スタントメインでされる予定。街乗りやロングツーリングもされる方。
試しにスタント練習をしてみたい方、これからしっかりと練習していこうと思っている方。
といったように、お客様もご要望や技量に合わせて、パーツの選定を行わせて頂いております。
そして加工が必要となりやすいスタントパーツは、ほとんどのショップ様では嫌がる作業です^^;
しかし弊社では加工が必要な作業、スタント車両なども含めて今までの実績、経験をもとに得意としております☆
今回のお客様もパーツの選定が終わり、各国からパーツが入荷した段階で車両をお預かりして作業を行いました。
今回施工をしたパーツは下記で御座います。
・NISSIN 左ハンドル ハンドブレーキマスターシリンダー
まずはスタント練習には必須パーツである、スタントケージとサブケージ。
こちらはCRAZY IRONのパーツを施工しました。
そしてスプロケットはアメリカのメーカー、VORTEXです。
スタントでも街乗りでもレースでも使用される、世界のトップブランド。
材質、ビジュアル、サイズの豊富さととてもお勧めパーツです。
AXXLのスタント車両、レース車両にも使用をしております。
難しいのはスプロケのサイズであり、どれを選んでよいのかとても迷う部分です。
その方の使い方、ご利用目的に合わせて、AXXLでは今までの経験からご提案をしております^^
こちらのお客様は色々と悩んで、53Tに致しました。
ハンドルはCRAZY IRONのクリップオンハンドル、そしてクラッチレバーはRSC社です。
クリップオンハンドルはバーハンドルと違い、お好みのポジションに固定が出来るのでスタントメインはもちろん、街乗りでポジション改善としても大変お勧めです。
クラッチレバーはハンドブレーキを行うため、ショートモデルを使用し、もちろんクラッチが軽くなるモデルです。 スタントを練習される方は何度もクラッチを握る動作が多いため、純正クラッチではかなりきつくなりますので、このようなクラッチは必須と言っても良いかもしれません。
実際にスタント車両、スタントをされている方は100% このような軽いクラッチを取り付けているといっても良いほどです。
ハンドルのポジションは、お客様のご要望もお伺いしながらこの位置にしました。
純正より少し幅広に、街乗りもするため一文字ハンドルポジションではなく、少しだけ絞った位置です。
高さは純正より少し高い位置に致しました。
そしてハンドルアップに伴い、ブレーキラインを延長しております。
今回はご予算の関係で、純正ブレーキラインに15㎝程度のブレーキホースをつぎ足して延長を行いました。
そして厄介で大変だったのが、ハンドブレーキキャリパーブラケット。
こちらはABS無しモデルようのブラケットになり、ABSセンサーやブレーキディスク内側にあるセンサーディスクプレートは移植できないようになっております。
こちらを外してしまうと、スピードメーター表示もされなくなってしまいます。
お客様は街乗りも行う事、そしてABSはとりあえず生かしてほしいとのご希望でした。
そのためセンサーディスクプレートを、ビッグローターの内側に取り付けできるように加工。
そしてキャリパーブラケットに、ディスクプレートと同じ位置になるようにセンサーの取り付け。
更にはプレートとセンサーとのクリアランスが適切でないと、センサーが反応しないため細かい位置調整の加工も行っております。
ブラケットはキャリパーが3つ取り付けられる、トリプルブラケットです。
お客様のご希望でまずはキャリパーを2つの仕様にし、1キャリパーはフットブレーキ、1キャリパーはハンドブレーキとなっており、一番使いやすい仕様です。
これからスタントのレベルアップに伴い、仕様変更の余地が出来るようにカスタムしております☆
AXXLではスタントパーツのご提案はもちろん、施工も得意としております。
ご希望のお客様はご遠慮なくご相談くださいませ。
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