ZX6R (05-06) フルスタントカスタム

 こんにちは、AXXLです。

今回は公道では使用せず、スタントメインで使用する車両を製作してほしいとの、お電話にてご相談を頂きました。


車両はZX6R (05-06) となり、こちらのモデルはスタントパーツは各メーカーから豊富にラインナップされております。

すでにある程度施工をしたいパーツは決定しておりましたので、ご予算、お好みの使い方、どのような練習をされたいのかなどをお伺いし、メーカーをご提案させて頂きました。


お客様のお住まいが兵庫県。そして弊社は神奈川県。

直接お越し頂いてのご相談が出来ず、お電話とメールにて細かくお話をさせて頂きました。

そして各メーカーへ発注をし、弊社にパーツが入荷次第に陸送にて車両をお預かり。


仕上がった車両がこちら!!




ナンバープレートも装着されていない、完全にスタント練習車両です。


今回装着してたパーツは下記です。

・CRAZY IRON スタントケージ

・CRAZY IRON サブケージ

・CRAZY IRON クリップオンハンドル

・THIS SIDE UP 前後アクスライダー

・RSC クラッチ 

・COMPETITION WERKES スリップオンマフラー

・DIXER PARTS スプロケット

・DIXER PARTS ウィリーバー

・DIXER PARTS スタント用 リアシート

・DIXER PARTS ビッグローター/トリプルキャリパーブラケット

・ラジアル 中古キャリパー 3つ

・CORE MOTO ブレーキライン

・RCB 左ハンドル用 ハンドブレーキマスターシリンダー

・DAMAGE CONTROL ラジエターガード/DUAL ファン付き


まずはハンドル周りをご紹介します。




スタント向けのポジションで固定をさせて頂きました。

公道で使用しないのでスイッチボックスも取り付けないため、クラッチとハンドブレーキの位置関係はベストな場所で固定が出来ます。





ハンドブレーキはRCB 左ハンドル用 ラジアルマスターシリンダーです。
ラジアルマスター、鍛造、左ハンドル用にも拘わらず、お値段が手ごろでとても使いやすいハンドブレーキです。
RCB はMOTO GP にもスポンサー契約をしている大手メーカーです。

ハンドブレーキは2キャリパー分で使用するため、ピストン径は17mmを使用しました。
AXXLでは13mm、17mmをご用意しており、13mmは2-4ポッドキャリパー1つ分の場合にちょうど良いサイズとなります。
例えばカニキャリパー1つや、ラジアルキャリパー1つだけであれば13mmのサイズがお使いやすいです。

クラッチはEZ PULL メーカーで老舗であるRSC。
どのクラッチが良いか迷ったら、RSCをお勧めします。
本気仕様の1本指用です。





スプロケットをご紹介します。

DIXER PARTS のスチール、サイズはすでにお客様の方で決めており68Tです。

スプロケのサイズはその方のお使い方、好みが大きく分かれます。

大きくすればウィリー、スローウィリーはとてもしやすくなりますが、アクセルワークに敏感となってしまいぎくしゃくするのを好まない方もいらっしゃいます。

ZX6Rの場合は年式によって636という少し排気量が大きいモデルがあり、トルクフルなエンジンです。

636はあまり大きなサイズを使用されない方が多い車種でもあります。

チェーンも純正では長さが足りなくなりますので、長いチェーンへ交換いたしました。




こちらはTHIS SIDE UP 社のスタント用 アクスルスライダーです。

スタントでの転倒は、車両が色々な角度から転倒してしまうことがあります。

そしてリアには大型のスプロケット、キャリパーブラケットが装着されておりますので、転倒時に地面にヒットさせないような目的となります。



そしてキャリパーブラケットをご紹介いたします。

純正のこちらから、、、



ド迫力のトリプルキャリパーへ!


ブレーキディスクも300mmサイズのビッグローターとなり、ラジアルキャリパーを3つのトリプル仕様です。


フットブレーキは1キャリパー、ハンドブレーキは2キャリパーの一般的なシステムです。

キャリパーも弊社にて中古を入手し、状態によってはオーバーホールを行って施工いたします。



純正ディスクとビッグローターはこんなにも違います!!



こちらはスタント用 リアシートです。



DIXER PARTS 社の物となり、ノンスリップのシート材質を使用しております。

スタンディングでのトリックにて、足を入れて使用いたします。



次はラジエターガードをご紹介します。



こちらはラジエターを地面にヒットさせないためのガードではなく、脱落防止のパーツになります。
ラジエターは柔らかいアルミの材質のため、ウィリー、着地、ウィリー、着地を繰り返しますとラジエターの固定部分が折れて脱落してしまったり、ねじれてしまう事が御座います。

こちらを防止するためのパーツとなります。
またそれに伴い、追加ファンを付けられるようになっております。




スタントではスピードを出して使用することが少ないため、ラジエターに風が当たりづらく水温が上昇しやすくなります。

とくに夏場の練習はかなりエンジンへの負担が大きくなります。

そのためファンを追加するカスタムが御座います。 

ラジエターガードメーカーでは、ほとんどがファンを追加できるように設計されております。

純正ファンはそのままに、その隣にファンを設置しております。

追加ファンにスイッチをつけて、強制的にON/OFF出来るようにされる方もいらっしゃいますが、今回は純正ファンと連動できるように配線いたしました。

単純にファンが回るときは2つ一緒に回るようになります。 

それに合わせてファンのヒューズも交換しております。



次はウィリーバーをご紹介します。



純正のテールライトを外し、、、



純正のシートフレームに穴を開けてボルト固定となります。



先端は着脱交換が可能なチタンバーが装備されておりますので、ウィリーバー本体を削ることなく、また地面に接地すると火花が飛びます。






陸送にて再度兵庫県へご納車させて頂きました!


現時点でも、街乗りもするフルスタントカスタムをご希望のお客様が5名いらっしゃいます。

見事に全て年式違いのZX6Rです。


1つ1つ丁寧に、真心こめて作業させて頂きます^^


AXXLではパーツの輸入販売はもちろん、施工も得意としております。

海外パーツやスタントパーツは説明書もなく、加工が必要になりやすいパーツです。

そのため施工を断る、嫌がられるショップ様も多いようで、施工してもらえるショップがいないのでAXXLさんでお願いしますというご相談を沢山頂きます。


全国から陸送にてお預かりして作業もしておりますので、ご遠慮なくご相談ください。




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